油絵具とオイルパステルは併用が可能ですか？また、油絵具とオイルパステルを使った作品にはどのコート材が適当ですか？
| Q | 油絵具とオイル パステルについて 1：油絵具とオイル パステルは、油絵具の画面上でオイル パステルの使用は可能ですか。 2：その制作した油彩とオイル パステルの画面上に塗るものはなにがいいですか。 |
| A | 1：油絵具とオイル パステルは併用可能です。オイル パステルは顔料を油と蝋で練った絵具で、表面に細かな凹凸があればどこにでも描画可能です。油彩画面は大抵固い凹凸画面になっており、オイル パステルで描画できますが、オイル パステルに用いられる油は乾くことがありませんので、こすれば取れてしまいます。 2：一般的にはクレヨン コートを使います。ただ、クレヨン コートはオイル パステル類用のコート材なので、質感を損なわないように艶消し剤が配合されています。これがそのまま油彩画面に吹き付けられると、油彩画面特有のそこはかとない光沢が損なわれます。 オイル パステルの箇所だけクレヨン コートを施し、油彩部分はタブロー、とするのが理にかなうのですが、それは現実的に作業困難です。まずクレヨン コートを施し、油彩箇所を瓶入タブロー（あるいはルツーセ）で部分修正するのがおすすめです。 |