シルクスクリーンに用いられる油性絵具と普通の油絵具とはどう違いますか。
Q | シルクスクリーンに用いられる油性絵具と普通の油絵具とはどう違いますか。 |
A | 画面上で酸化重合してゆっくり乾く油彩技法とは異なり、シルクスクリーンの画面は作業性の関係で速乾性を要求され、塗膜自体の厚さは問題にされません。 シルクスクリーン用の油性絵具には、速乾性に大きく寄与する「アルキド樹脂」を展色材に用い、絵具中の液体分を下地に吸わせて見かけ乾燥を促す為の「溶剤分」、隠蔽性を高めるための「体質顔料」が配合されています。油絵具とは大きく異なります。ただし、乾燥は非常に遅くなりますが油絵具もシルクスクリーンのインクとして用いられます。 |