シルバー ホワイトとジンク ホワイトを、絵具で並べてみた感じと顔料で並べてみた感じとが異なります。これはなぜですか。
| Q | シルバー ホワイトとジンク ホワイトを、絵具で並べてみた感じと顔料で並べてみた感じとが異なります。これはなぜですか。 |
| A | 顔料の粒径や形状、屈折率が関わり合っています。絵具ではジンク ホワイトがクール、シルバー ホワイトが暖かい感じで、それは殊に足色（底色、下色。他の色と混ぜ合わせた時や、暗地に薄く施した時の色）によく認められます。顔料では逆にシルバー ホワイトの方が冴えて高い白度を示します。故富岡惣一郎画伯が雪景色にクールなジンク ホワイトを多用し、トミオカホワイトと讃えられたのは色相上、理屈にかなっています。 |