各々の絵具について、溶き方・技法・用途・特徴などを教えてください。
Q | 各々の絵具について、溶き方・技法・用途・特徴などを教えてください。 |
A | 非常に多岐にわたりますのでごく一部を紹介します。 油絵具 溶き方:有機溶剤や乾性油をベースにした画用液で溶く。 技法:透明・不透明任意 用途:板絵、キャンバス画 特徴:制作時の肉厚と色相がそのまま維持される。透明技法において画面の奥行きが著しい。 卵テンペラ 溶き方:水で溶く。 技法:不透明画法(制作後にワニスを被せて透明感を出す技法もある)絵具の物性の関係でハッチング技法が他用される。 用途:主に板絵(キャンバス画の場合は亀裂対策を考慮する) 特徴:自分で作る。 膠テンペラ(デトランプ) 溶き方:水で溶く。 技法:不透明画法 用途:主に板絵(キャンバス画の場合は亀裂対策を考慮する) 特徴:自分で作る。臭い。 アクリル絵具 溶き方:水で溶く 。 技法:透明・不透明任意 用途:任意 特徴:油絵具に準じた画面が作れる。制作時は水性だが、乾くと非水性の耐水性画面になる。 ガッシュ 溶き方:水で溶く。 技法:不透明画法 用途:主に紙絵 特徴:画面の物理強度に劣り、引っ掻くなどに弱い。 透明水彩絵具 溶き方:水で溶く。 技法:透明画法 用途:主に紙絵。 特徴:耐水性に劣る。 フレスコ 溶き方:水で溶く。 技法:不透明画法 用途:漆喰壁(製作時に同時制作する) 特徴:制作手順が時間規制される。 |